芥川龍之介 羅生門

先日、某所でキバナコスモスを撮影していたら、小さな蜘蛛がコスモスにしがみついていて強風に揺さぶれながらも必死にしがみついている姿をみていたら、芥川の「蜘蛛の糸」の話を思い出した。でも、今回は蜘蛛の糸ではなく、同じく芥川作品から@羅生門。なぜなら、先日電車の中で偶然電子書籍で読んだから・・・


あらすじ

解雇された下人が生きるために「盗人になるしかない・・」と考えているが、犯罪に手を出す勇気もない。しかし、心は盗人になってやろうという悪のスイッチがONになっている。雨が降っているので羅生門の上で夜を明かそうと思い上に上がる。そこで、老婆がなんのためらいもなく死体から髪の毛を引き抜いている姿をみつける。それを見ているうちに下人の善悪のスイッチが善に切り替わる。怒りを感じ、老婆を組み伏せ、刀を突きつける。なぜこんなことをしていたのかと問う下人に老婆の言った言葉がコレ。

悪い事かも知れぬが、ここの死人どもは皆、そのくらいな事をされてもいい人間だ。わしが髪を抜いた女も、生前は蛇の干物を干魚だと偽って売り歩いていた。が、それはそうせねば飢え死にするからのことで、わしは悪いとは思わぬ。だから、わしのした事も大目に見てくれるであろ。

ここでまた下人の善悪スイッチが切り替わり悪になる、そして婆の身ぐるみをはいで去っていく・・そんな話。


この話は「下人のココロの善悪の移り変わりを楽しむ話である」とよく言われている。と同時に「生きるために悪いことをしてもいいのか」それとも「悪いことをしないで飢え死にするのか」というテーマなのかもしれない。

そんなことを考えながら羅生門を読んでみてくださいね。ちなみに、夏休みの感想文としてはお勧めですよ・・・理由?・・・短い話のくせにあまりにも有名だから、それっぽいじゃん。


ねぇ・・・?

蕎麦と写真と野鳥と花

趣味の写真関係を中心に気まぐれで更新します。競馬も少しあります。